
結論:任意整理中・完済後にカーローンが通らない原因は、「任意整理そのもの」だけではなく直近の他社への申込状況も影響しているケースが多いです。
「任意整理中で車の調子が悪くなってきたけど、買い替えの審査なんて通るはずがない」
「完済してだいぶ経つのに、なぜかローンに落ちた」
そんな不安を抱えている方は少なくありません。この記事では、筆者自身が任意整理の和解後・完済後にカーローン審査を受けた2回の実体験をもとに、任意整理と車のローン審査の関係、そして審査に落ちる本当の原因について解説します。
【実体験】任意整理中・完済後にカーローン審査を受けた結果
1回目:和解から1年後、中古車への買い替えを検討したケース
任意整理の和解から約1年が経った頃、それまで乗っていた車のエンジンの調子が悪くなりました。お気に入りの車だったので修理して乗り続けるつもりでしたが、近くの修理工場に修理を依頼するも断られてしまい、中古車への買い替えを検討し始めました。
まずは一般的な信販系のオートローンを2社ほど申し込んでみましたが、いずれも審査に通らず断られてしまいました。

そのうちの1社は自社ローンを取り扱っていたため、自社ローンを案内されました。
自社ローンであれば金利は高くなるデメリットはありますが、信用情報の影響を受けにくいとのことでした。
結局このときは、審査に入る前に他で修理できる工場が見つかり何とか乗り切ることができ、買い替えはせずに済みました。
「任意整理中は絶対に車を買えない」というわけではなく、選択肢として自社ローンを選ぶことができます。
ただし、自社ローンは金利や手数料が高くなったり、乗りたい車を選べない可能性もあるため複数の販売店を比較が必要です。
そこでおススメしたいのが、自社ローンの窓口です。たった20秒で最大5社に仮審査の依頼ができるので、まずは下のリンクをクリックしてみましょう。
2回目:完済から1年後(和解から5年後)、イオンのカーローンに落ちたケース
完済から1年、和解からは5年が経過。イオンのカーローンに申し込むも審査落ち。原因は任意整理ではなく、直近のオリコカードへの申し込み(多重申込)の可能性が高い。
その後、任意整理を完済してから約1年、和解からは5年ほどが経過したタイミングで、改めてカーローンの審査を受けました。今度はイオンのカーローンに申し込みましたが、結果は審査落ちでした。
ここで重要なのは、この時期には任意整理をした信販会社とはまったく別に、オリコカードとJCBカードの申し込みを行っており、これが多重申込とみなされて審査に影響した可能性が高いという点です。
つまり「直近の申込件数の多さ」が響いたと考えられます。
↓の図はローン審査のイメージ。

なぜ任意整理中・後でも通る人と落ちる人がいるのか
信用情報機関(CIC・JICC・KSC)の登録期間の基礎知識
任意整理を行うと、信用情報機関(CIC、JICC、KSCなど)に事故情報として一定期間登録されます。登録期間の目安は5年程度とされていますが、機関や契約内容によって差があります。
この期間中は、大手信販会社系のオートローンでは審査に通りにくい傾向があります。
審査に影響するのは任意整理だけではない
見落とされがちですが、カーローンの審査では以下のような要素も総合的にチェックされています。
- 直近の申込件数(申込ブラック)
⇒短期間に何社ものクレジットやローンに申し込むと、「お金に困っている」と判断され、審査に不利に働くことがあります。筆者の2回目のケースは、まさにこれに該当する可能性が高いパターンです。 - 年収や勤続年数などの属性情報
⇒転職した直後など勤続年数が短い場合は審査に不利になる場合があります - 他社からの借入残高
⇒申込の際に借入残高を少なく書いても、信用情報をアクセスすることで、他者からの借入があることはバレてしまいます。
つまり、「任意整理をしたから一律に審査に落ちる」というわけではなく、任意整理の記録が消えた後であっても、別の要因で審査に落ちることは十分にあり得るのです。
任意整理の情報が消えるタイミングの目安は、和解から5年程度とされています。ただし、これはあくまで目安であり、正確な状況を知りたい場合は、信用情報の開示請求で自分自身の記録を確認するのが確実です。
任意整理中・完済後にカーローンで通りやすいケース・落ちやすいケース

あくまで傾向であり、必ず通る・必ず落ちるというものではない点にはご注意ください。
審査に落ちた・不安な場合の代替手段
自社ローンを扱う中古車販売店を検討する

信販会社を通さず、販売店自体がローンを組む「自社ローン」であれば、信用情報の影響を受けにくいとされています。
ただし筆者の経験のように、契約前に来店しての面談が必要になるケースもあるため、事前に条件を確認しておくとスムーズです。
金利は高めですが、どうしても車が必要で、現金での購入が難しい場合は、必要な手段になってくるでしょう。
家族名義や連帯保証での契約を検討する
家族に安定した収入があれば、家族名義での契約や連帯保証人を立てることで審査のハードルが下がる場合があります。
ただし、家族側にも返済義務や責任が生じるため、事前によく話し合っておく必要があります。
今の車を修理して乗り続けるという選択
筆者の1回目のケースのように、無理に買い替えを進めず、修理をして乗り続けるというのも現実的な選択肢の一つです。買い替えを急ぐ前に、修理費用と買い替え費用を比較検討してみることをおすすめします。
カーリースという選択肢
近年は月々定額で利用できるカーリースも増えていますが、契約時に信用情報の審査が入る場合が多いため、任意整理の記録が残っている間は同様に審査が厳しくなる可能性がある点は留意しておきましょう。
カーローン審査に通す確率を上げるためにできること
- 審査前の同時申込を控える(直近数ヶ月以内に他のクレジットカードやローンに申し込んでいる場合は時期をずらす)
- 頭金を用意し、借入額を抑える
- 信用情報を自分で開示請求して確認する(CIC・JICCへの開示請求)
- 任意整理から経過した年数を確認する
よくある質問
Q. 任意整理中でも自社ローンなら必ず通りますか?
A. 自社ローンは信用情報の影響を受けにくいとされていますが、必ず通るという保証はありません。販売店ごとに独自の審査基準があり、面談が必要な場合もあります。
Q. 任意整理の情報はいつ消えますか?
A. 一般的には完済から5年程度が目安とされていますが、正確な情報は信用情報機関への開示請求で確認するのが確実です。
Q. カーローンに落ちた理由は教えてもらえますか?
A. 多くの場合、金融機関側から具体的な落選理由が開示されることはありません。心当たりがある場合は、信用情報を開示請求して自分で確認する方法があります。
Q. 家族名義にすれば任意整理は関係なくなりますか?
A. 契約者本人の信用情報が審査されるため、家族名義であれば本人の任意整理の記録は直接影響しにくくなります。ただし、名義人となる家族に十分な収入と信用があることが前提です。
まとめ
任意整理中・完済後のカーローン審査は、「任意整理をしているから絶対に通らない」というものではありません。
審査落ちの背景には、任意整理そのものよりも直近の多重申込といった別の要因が関わっている可能性があります。
車の買い替えを急ぐ前に、まずは自分の信用情報を正確に把握し、申込のタイミングや方法を見直すことが、審査通過への近道になります。
不安な場合は、自社ローンや家族名義での契約など、複数の選択肢を比較検討してみてください。
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